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フランス料理のマナーと歴史

フランス料理の歴史を振り返りながらマナーや料理をご紹介

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食事中の会話

日本では、食事の最中におしゃべりをするというのは、昔からあまり良いこととはされていませんよね。
子供のころに、お父さんやお母さんに注意された記憶があるかたも多いでしょう。
今でも注意されますか。
しかし、欧米人にとって食事中の会話というのは、マナー違反にはなりません。
適度に会話も交えながら食事をするのがごく当たり前のことなのです。
そしてそれは、もちろんフランス料理を食べている最中でも同じです。
コース料理の最初から最後まで無言でいるほうが、マナー違反になってしまうということを覚えておいてください。
もっとも、大声で話したり、大きな口を開けて大笑いしたりするのはマナー違反になりますから要注意です。
何事も節度を持って行いましょう。
そして、もしも外国人と食事をすることになった場合に注意したいのは、宗教や政治の話題は避けるということです。
各自が正しいと思っている宗教や政治がありますし、外国人からすれば、無宗教の日本人のほうがよっぽどおかしいということになるんですね。
根本的な部分の違いですので、せっかくの楽しい食事の時間を、わざわざ言い争いになるような話題で台無しにしてしまうのは愚かな事です。
また、他人の悪口なども話題にしないほうが良いでしょう。
会社の上司や先輩、同僚、後輩の悪口などは、聞いているほうも楽しいはずがありません。
居酒屋ならばまだしも、優雅なフランス料理店でする会話として相応しいと思いますか。
その場にいる全員が楽しめるような話題を選びましょう。
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フランス料理を食べに出かけましょう!

フランス料理のマナーを中心にして、いろいろ書き綴ってまいりましたが、いかがでしたか。
これまでより、フランス料理に興味を持っていただけましたでしょうか。
フランス料理店に気軽に入れない理由のもっとも多いものが、マナーが良く分かっていない・・・というものですので、今回、しっかりと覚えて、是非一度お出かけになってみたら良いと思います。
一度、お出かけしてみないことには、慣れるということがありません。
何事もやってみなくては、わからないものです。
実際にフランス料理店に入ってみると、思っていたほど大変ではなかった・・・とお思いになるかもしれませんよ。
もしも、緊張して味わうどころではなかったというかたも、また、2回目、3回目になると、だんだん慣れてリラックスして楽しめるようになってくるものです。
5回も行けば、すっかりツウになるかもしれませんね。
そうしたら今度は、ご自分の周りにいる、フランス料理未経験のかたをお連れして、さりげなくマナーを教えてあげるのはいかがでしょうか。
きっと、尊敬の眼差しで見つめられますよ。
基本的にマナーとは、そんなに難しく考えなくてはならないものではありません。
食事をサービスしてくれるかたや、一緒に食事を楽しむ相手に不快感を与えずに、美味しい物を楽しみながら味わうために必要なものと考えれば良いでしょう。
それが頭にあれば、自然と正しいマナーが身に付いてくるものです。
たまにはお洒落をして、優雅にフランス料理店へ出かけて下さい。
記念日でも、そうでなくても、そういった特別な日を作って、ご自身にもプレゼントしてあげると良いのではないでしょうか。

会計時のマナー

フランス料理店での美味しい食事が終わり、コーヒーや紅茶で締めくくったら、いよいよお会計となります。
一般的なレストランでは、よくレジのところで、自分が払いますとか、いやいや私が払いますとか揉めていらっしゃるかたをお見受けいたしますね。
お相手のかたにご馳走してあげたい気持ちはよくわかりますが、フランス料理のレストランでは、このようなことはおやめください。
フランス料理店では、普通、食事が終わったあと、お会計のためにサービスのかたを席まで呼びます。
と言いましても、大きな声で「スミマセ~ン!」などと呼ぶ必要はありません。
サービスのかたは、常にお客様のことを見ていらっしゃいますから、目が合うだけで普通はわかってくれるものです。
万が一わかってくれない場合には、手を軽く上げれば大丈夫でしょう。
高く上げる必要はありませんし、かえってマナー違反にもなりかねません。
目線を合わせて、かるく手を上げる・・・これでサービスのかたが席まで来てくれますから、そこで「お勘定お願いします」ですとか「チェックお願いします」などと言ってください。
そして、お金を支払う段階になりますが、実際のところは、割り勘ということになっていたり、お財布は奥様が管理していたりという場合もありますでしょう。
しかし、フランス料理店での支払いは必ず男性が行うようにしてください。
欧米ではご夫婦であっても男性が家計の管理をしている場合が多いので、レストランの支払いも男性がするものと決まっています。
フランス料理はヨーロッパのお料理ですから、ヨーロッパの習慣に従うのが良いでしょう。
お店を出てから割り勘にするなどしてください。

海外でフランス料理を食べる

近年、海外旅行にでかける日本人が非常に増えましたね。
それにともなって、海外でフランス料理を食べる機会というのも増えたことでしょう。
とくに、ヨーロッパへ旅行に出かけるかた、中でも本場のフランスへ出かけるかたがたは、ぜひ、本場のフランス料理を食べてみたいと思うことでしょう。
フランスがお好きなかたや、フランス料理がお好きなかたでしたら、フランス料理の有名レストラン「マキシム・ド・パリ」などへ出かけて食べてみたいと思わずにいられないでしょう。
ぜひ、出かけていただきたいと思います。
そこまで有名でなくても、カジュアルなフランス料理レストランはたくさんありますので、もっと気軽にお食事できるほうがよいかたは、そのようなレストランを探してみて下さい。
日本にもフランス料理のレストランが多数あるように、フランス以外の外国でもフランス料理店はいくらでもあります。
以前、フランスの植民地であった国ならば、まず間違いなくあるでしょう。
フランスや日本よりももっとお安く食べられる国もあると思います。
ご旅行の際には、ぜひ探してみてください。
海外のフランス料理店でフランス料理を食べる場合、気をつけなくてはならないのがチップの習慣です。
フランス料理に限った事ではありませんが、チップの習慣がない日本人にとって、いくらくらいのチップをどのように渡せばよいのかが、いつも困りごとですね。
最近のフランスでは、サービス料込の値段になっているので、チップの心配はほとんどいらなくなっています。
伝票を必ず確認してください。
星付きのレストランや超高級ホテルなどで食べる場合には、サービス料が含まれていてもさらに5~10パーセントくらいのチップを渡すようにしてください。
絶対的なマナーというわけではありませんが、そのほうがよりスマートです。

フランス料理のマナー(食べきれない時)

フランス料理は、前菜から食後の飲み物までフルコースになっていますが、人によっては途中でお腹いっぱいになってしまう場合もあるでしょう。
なにかしら体調があまり良くなくて、食欲がない時だってあり得ます。
そのように、全部食べきれない時には、どのようにするのがマナーだと思いますか。
そのような場合には、サービスのかたにそのまま正直に「もうお腹がいっぱいになってしまいました。どうもすみません。」と伝えれば良いのです。
フランス料理は、女性だからといって量を少なくしてくれるわけではありません。
ですので、もしも普段から、人と比べてかなりの小食であると思われるならば、あらかじめ、お料理の量を少し少なめにしてくださいとお願いしておくのも有効です。
お料理はなんとか全部食べたけれども、デザートあたりからお腹がいっぱいになってきたという場合。
デザートの場合は、何が出てくるかによって持ち帰りが出来ない場合もありますが、焼き菓子であれば、だいたいの場合は持ち帰りが可能になっていますので、お店のかたに聞いてみると良いでしょう。
わざわざ持ち帰るなんて恥ずかしいんじゃないかと思われるかたもいらっしゃるでしょうが、フランス料理は、そのひとつひとつが丁寧に時間をかけ、心をこめてシェフが作ったものです。
デザートひとつとっても、決していい加減に作っているわけではありません。
ですから、持ち帰りたいと願い出るほうが、お店のかたにとっても嬉しいことだと思いませんか。
中には、持ち帰ることで品質の劣化を心配するために、持ち帰りを認めていないお店もあります。
しかし、そのまま手つかずで残して帰るよりは、一応、尋ねてみたほうが良いのではないかと思います。

フランス料理のマナー(食後のお茶)

フランス料理のフルコースがデザートまで終わると、最後にコーヒーか紅茶が出されます。
これらを飲む場合にもちょっとしたマナーがありますから、ぜひ覚えておいてください。
これは、フランス料理店に限ったことでなく、普通のレストランや喫茶店においても使えるマナーですから、覚えておいて損はありません。
まずはカップの持ちかたからまいりましょう。
一般的な大きさのカップの場合には、カップの耳部分に人差し指をひっかけて、親指と中指で支えるような感じで持ちます。
これは特に難しい持ちかたではなく、普通、このようにしているのではないでしょうか。
そうでないかただけ、気を付けるようにしてください。
近年、エスプレッソコーヒーを飲む習慣もすっかり根付いたようですが、あのような小さなカップの場合には、持つ時にコーヒーカップの耳に指は入れません。
人差し指と親指でつまむような感じで持つのが良いでしょう。
どちらのカップの場合にも小指を立てるのはいけません。
コーヒーや紅茶にお砂糖を入れるかたは、スプーンを使用しますが、この場合にも極力、音を立てないようにかき混ぜて下さい。
使用したスプーンは、必ずソーサーの向こう側に上向きにして置いておきます。
お砂糖などを全く入れずにスプーンを使用しないかたも、飲むときには同じようにスプーンをソーサーの向こう側へ上向きに置いておきます。
もしも、テーブルが非常に遠い場合・・・たとえばソファなどに座ってお茶をいただく場合には、ソーサーも膝のあたりまで持ってきて飲むのがお上品です。
ティーナプキンがあれば、それを膝に敷いて、なければハンカチなどを敷いていただいてください。

フランス料理のマナー(デザート)

フランス料理の締めくくりは、デザートですが、このデザートにもちょっとしたマナーがありますので、お話いたしましょう。
デザートには、必ずデザートスプーンとデザートフォークが出てきます。
デザートの種類によっては、デザートナイフが出てくることもあります。
さて、何を使って食べるべきでしょうか。
一番良いとされているのはフォークです。
フォークであれば、だいたいのデザートは難なく食べることが出来ます。
しかし、デザートがアイスクリームであったり、フルーツソースがたっぷりかかっているものであったりした場合には、遠慮なくスプーンも使用してください。
ケーキをワゴンで運んで来た時には、いくつくらい取ってもらったら良いでしょう。
デザートの場合は、とくに決まりはなく、食べられるのであれば2つでも3つでも構いません。
プチフールが出された場合には、そのまま一口で食べてしまうようにしましょう。
中身が気になるかもしれませんが、半分だけかじりついたりするのは、よくありません。
そして、デザートのあとでさらにコーヒーや紅茶が出されます。
デザートまで食べ終わったところでさっさと帰ってしまうかたもいらっしゃいますが、これはマナー違反になります。
お茶まで終わったところで、フランス料理のフルコースが終わったということになりますから、最後まできっちりと楽しみましょう。
次回は、この、デザート後にいただくお茶の部分のマナーについてお話しようと思います。

フランス料理のマナー(パン2)

前回に引き続き、今回もパンについてのマナーをお話いたしましょう。
前回は、フランス料理にとってのパンの位置づけのようなものから、運ばれてきたパンをどのように取るのかという部分をお話いたしました。
今回は、パンの食べ方のマナーです。
これも、多くのかたがご存じかと思いますが、パンは一口分ずつ、手でちぎって食べるのがマナーです。
パンにそのままかじり付くのはマナー違反です。
そのままかじりついて良いパンは、サンドウイッチか、もしくはトーストのみと覚えておいてください。
自分の左側にあるお皿がパンのためのお皿となりますが、一口大にちぎったほうは口へ運び、残ったほうの大き目のパンは、その都度パン皿に戻します。
その際にも、なるべく、大き目のパンをパン皿に置いてから、ちぎったパンを口に運ぶほうが美しく見えますね。
映画などを見ていると、たまに、お料理のソースをパンに付けて食べるシーンを目にすることもありますね。
ですので、そのような行為は決してマナー違反ではないということが浸透していると思います。
ただし、イギリス式ではあまりよろしくないとされていますので、イギリスでフランス料理を食べる機会がもしありましたら、やらないほうが良いでしょう。
また、フランス式であっても、ちぎったパンを手に持って、ソースに擦り付けるような食べ方はやめたほうが良いと思います。
ソースを付ける場合には、ちぎったパンをフォークに指したうえで、ソースを付けて食べると洗練された感じで美しいですね。

フランス料理のマナー(パン1)

一般にレストランで何か注文をすると、ライスが良いのか、それともパンが良いのかを聞かれることがありますが、フランス料理を食べるときにも、途中でパンが運ばれてきます。
ライスが運ばれてくることは、まずありません。
もちろんライスが良いか、パンが良いかと聞かれることもなく、当たり前のようにパンが運ばれてきます。
フランス料理を食べる際に運ばれてくるこのパンですが、レストランによっては、一種類だけであったり、複数の種類があったりします。
運ばれてきた際にどのように受け取ったら良いのか、また、いつ、どのようなタイミングで食べるべきなのか、お分かりでしょうか。
普通、運んできて下さったサービスのかたが、パンの種類を説明してくれますので、それを聞いてご自分の好きなパンを選び「これをお願いします。」と言うと、サービスのかたが取ってくれます。
もちろん、その際には、あれもこれもといくつものパンをお願いしたりせずに、一回につきひとつだけ貰うのがお上品なマナーです。
食べてなくなればまたサービスのかたが来てくれますから、ひとつずついただいてください。
そして、パンを食べる際の注意ですが、基本的にフランス料理のパンは主食としてお腹を満たすために食べる物ではなく、お料理同士の味が混ざってしまわないように、お料理の合間に食べるものと思っていただけると良いと思います。
そして、最初にパンを口に運ぶのは、スープをいただいた後が良いでしょう。
スープが無い場合には、オードブルの後ですね。
そのあたりから、少しずつ食べ始めて、デザートの前までには食べ終わるようにしましょう。
焼きたてのパンはとても美味しいですが、パンでお腹いっぱいにならないように気を付けましょうね。

フランス料理のマナー(スープ)

フランス料理の食事の始まりはスープですね。
スープは基本、飲み物と言う概念ではなく、これからは食べ物と思って食してみてください。
マナーのお話でスープとくると、皆さんはすぐに思い浮かべることでしょう。
スープは決して音を立てて飲んではいけないと。
まったく、その通りです。
スープは音を立てて飲んではいけないというマナーだけは、この日本においてもかなり広く知れ渡っていると思っているのですが、未だに大きな音を立てて飲んでいるかたをよく見かけます。
とても恥ずかしいことですので、すぐにやめてくださいね。
そして、スープを飲むときに、スプーンをどの方向からどちらに向かって動かせば良いのか・・・このような事もマナーのうちに入りますので、ぜひ覚えておいてください。
フランス式では、スープ皿の横からスプーンを入れて真ん中に向かってすくいあげます。
口に入れる時には、スプーンの先を自分に対して直角に向け、スプーンの先端から飲むようにします。
多くの日本人が行っている、スープ皿の手前からスプーンを入れて、外側に向かってすくいあげるやり方はイギリス式ですから、決して間違いではありません。
が、本場フランスでフランス料理を食べることになった時などには、フランス式が望ましいでしょう。
また、残り少なくなったスープがすくいにくいからと言って、パンをちぎってスープに浸して食べたりしていませんか。
もしくは、スープ皿の手前側を少しばかり持ち上げて中のスープを向こう側へ寄せ集めて、それをすくって飲んだりしていませんか。
驚くべきことに、それが正式なマナーだと思っているかたもかなりの数いらっしゃいます。
本当の正式なマナーは、スプーンですくえなくなったら、どんなに美味しいスープもそこで終わりということです。
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